
「柴犬コイン(SHIB)」が、2021年11月現在、大躍進しています。
柴犬コインとは、文字通り柴犬をモデルにした暗号資産です。
2021年の半ばから急激に名が知られるようになり、1年でなんと10万倍以上の価格上昇が起こりました。
一気に暗号資産のなかでもトップクラスまで上りつめたのです。
2021年11月時点の時価総額ランキングは9位です!
数多くのメジャー通貨をゴボウ抜きしてトップ10入りしてしまいました。
しかし、話題に上がっている割には、どんな通貨なのかイマイチ浸透していない印象もあります。
そのため、今回の記事では
- 柴犬コイン(SHIB)とはどんな通貨なのか?
- 作られるきっかけとなった「ミーム」という文化の解説
- どんな人なら柴犬コインへ投資するのに向いているのか解説
といった、話題について解説していこうと思います!
柴犬コインとはどんな通貨なのか?
「柴犬コイン(SHIB)」は、2020年の8月に作られました。
なぜ「柴犬」という名前なのかというと、通貨のロゴやホームページのモデルが柴犬だからです。
海外からも人気で、日本を代表する犬種でもあるあの「柴犬」です。
作られてすぐは日の目を浴びない時期が続きましたが、2021年4月から急激に値段を上げてメジャー通貨の仲間入りをしました。
リリース当初の価格から見ると、10万倍を余裕で超える倍率をたたき出しています(^_^;)
そんな話題の柴犬コインですが、
- 「なんの使用目的もなく作られた」
というのが特徴です。
そもそも無数にある暗号資産には、それぞれ使用するための目的が存在しています。
たとえば、もっとも有名なビットコインは「価値の保存」という目的で作られました。
メジャー通貨のイーサリアムであれば、「通貨を送金するためのプラットフォーム」という目的が存在します。
↓ビットコインの役割はこちらの記事で解説
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↓イーサリアムの役割はこちらの記事で解説
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そんななか、柴犬コインは使用目的もないままに作られました。
- 「とりあえず、面白そうだから柴犬をモデルにした通貨を作ってみよう」
こう考えた開発者の手によって作られ、売り買いできるようになったのです。
「ミーム」の文化によって柴犬コインが作られた
柴犬コインは「ミーム」の文化によって値段を上げた通貨です。
ミームとは、「人から人へ伝わって広がるスタイル、慣習」という言葉を意味します。
もう少し分かりやすく言うと「流行りのネタ」のことです。
最近では、インターネット上で流行った出来事や言葉なんかが「ミーム」と呼ばれやすいようです。
元々はネット上で流行ったミームだけど、ネット外でも流行る事例もたくさん見られます。
いくつか例を挙げてみますね。
- 中二病
- 壁ドン
- 激おこぷんぷん丸
- …etc
こういったミームの文化によって、流行ったのが柴犬コインなのです。
- 「”柴犬コイン”っていう通貨があるらしいよ。」
- 「とりあえず、面白そうだから柴犬コインを買ってみよう!」
柴犬コインは、このような考えが人々の間に広がったことで大きく流行りました。
このような流れで流行った通貨のことを、ミームの文化で流行った「ミームコイン」と呼びます。
ちなみに、柴犬コインにはモデルとなった通貨があります。
それが、同じく柴犬をモデルにした「ドージコイン(DOGE)」です。
↑ドージコインのロゴ
「使用目的のないミームコイン」という点で、ドージも柴犬も同じようなものだと考えて問題ありません。
しかし、ここで一つの疑問がわいてきます。
ただのミームコインである柴犬コインがなぜ10万倍以上も値段を上げたのでしょうか?
いくらミームの文化で流行ったとはいえ、10万倍も上がるのは異常です。
値段を上げるためには多くの人が買って、柴犬コインの時価総額が数千億円を超える必要があります。
所詮、柴犬コインはなんの使用目的もないミームコインですからね。
逆に使用目的のあるイーサリアムなどであれば、そ多くの人に買われるのは理解できます。
イーサリアムの場合は、
- 「手数料として使う必要があるから、ある程度のイーサリアムを持っておこう」
という理由で、多くの人が買い集めた実績があります。
↓参考:イーサリアムの役割についての解説記事
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使用目的のない柴犬コインが買われるきっかけとなる出来事は、2021年の上半期に起こりました。
海外のインターネット上で「ドージコインを買いまくろうぜ!」と人々が急激に盛り上がったのです。
その結果、買われ続けたドージコインが異常に上昇して、世の中から注目されました。
ドージコインが上昇したことによって、同じく柴犬をモデルにした柴犬コインもついでに買われて、10万倍以上に上がったというわけです。
ついでで買われただけなのに、数千億を超えるお金が柴犬コインに流れこんだのは驚愕ですよね。
きっと開発者も、柴犬コインがここまで大きくなると想像していなかったはずです。
ただ、ここまで値段が上がった以上、暗号資産においてミームという文化は無視できないものになってきています。
柴犬コインへ投資したほうが良いのか?
では、柴犬コインに投資したほうがいいのでしょうか?
率直に言うと、うまく稼げる自信のある人でなければ、投資しないほうが良いと思います。
たしかに、柴犬コインを売買するタイミングが良ければ大きく稼げるのは事実です。
2021年10月にも3倍以上の上昇を見せたので、利益を出せた人はきっとたくさんいます。
しかし短期間で3倍になるコインは、逆に短期間で3分の1になる危険があるということです。
特に、柴犬コインのようなミームコインには使用目的がないのが、最大のリスクと言えるポイントです。
なぜかと言うと、なにかの目的があって柴犬コインを買う人がいないからです。
イーサリアムのように「○○のために使うから持っておこう」なんて理由で買う人はいません。
買っている人たちは、100%がお金稼ぎ目的です。
つまり、ある程度まで上がった時点で売ってしまうのです。
コインが売られると値段が下がるので、急上昇したとしても直後に急落する可能性もあります。
経験が豊富なスゴ腕の投資家ならいざ知らず、初心者にオススメできる通貨とは言えません。
もし投資するにしても、宝くじの感覚で小額だけ使うのが良いんじゃないかなと思います。
まとめ
個人的に柴犬コインって、存在そのものが面白い通貨だなと思います。
だって、単純に犬がモデルになっているだけで、なんの中身もない通貨ですからね(笑)
そんな中身のない通貨が、ミーム文化によって時価総額トップ10まで上がってしまったのが驚きです。
こういうあり得ないことが起こってしまうのが、暗号資産の面白さの一つでもあります。
ただし、初心者向けブログを運営する立場としては、ミームコインへの投資はおススメできないというのが本音です(-_-;)
そのため、暗号資産で安定して収入を増やすなら、やはり最初はビットコインを買ったり売ったりしてみるのがベストです。
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では、今回の記事は以上となります。
ここまでお読みいただきありがとうございました^^